2022/07/20

4度の重音にもハマる

先日、3度の重音について書きましたが、もうひとつ苦労しているのが4度の重音です。

ド(C)とファ(F)や、レ(D)とソ(G)の組み合わせです。

合っているいないを聞き取るのは容易です。完全4度と呼ばれる和音は音がきれいに澄むので。音階の音合わせにも、開放弦との完全4度の響きはよく利用します。

完全4度の重音でメロディーが進行すると、ちょっと東洋的な(中国?)雰囲気がします。戦場のメリークリスマス、とか?

西洋では、ドビュッシーの亜麻色の髪の乙女、沈める寺などに使われています。どちらも大好きなピアノ曲です。

亜麻色の髪の乙女はバイオリン向けにもアレンジされており(ピアノ伴奏)、聴く価値があると思います。バイオリンはピアノ版より半音高いニ長調で、最初のDの音が澄み切ったフラジオレット(ハーモニクス)で始まるのが、とても美しいです。曲の終わりの一歩手前で完全4度の重音で上がっていく場面があります。これをきっちり決めるのは難しそう。緩やかな曲なので、勢いでごまかしはきかないし。

先日触れた、バッハのシャコンヌの2番目の音にも完全4度が含まれています。それ以降も重音だらけなんですけどね... 他の無伴奏もですが、バイオリンの可能性を極めた作品であることは間違いない。

小野アンナの音階教本には、残念ながら、4度の重音の練習が含まれていません。なので、別の教本で練習しています。1つずつボチボチです。

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2022/07/18

3度の重音にハマる

ずっと書いていませんでしたが、バイオリンの練習をチビチビ続けています。

週末くらいしか練習できないので(昼間に消音器をつけてです)、なかなか上達しません。曲も少しは練習しますが、まずは正しい音程がとれなければ始まりませんので、もっぱらスケール(音階)練習をしています。

バイオリンの音階教本といえば、小野アンナさんのものが有名です。小学校時代に使っていたものを出してきています。音大目指している人はカールフレッシュのものが必須のようですが、私には無用の長物です(指が壊れます...)。

単音の音階は長調を1オクターブ、2オクターブ、3オクターブでさらいました。♯が6つの嬰ヘ長調、♭が6つの変ト長調はかなりきついです(この2つはピアノでは同じですが、バイオリンではちょっと違います)。♭系の調は、3-5つでも自分にはけっこうきついです。開放弦を基準に音を合わせにくいので。

そして、重音のスケールですが、いきなり3度のスケールから始まります。ド(C)とその上のミ(E)のような感じです。これはかなり練習が要ります。

というのも、CとEの音程を正しくとり、2つを一緒に鳴らすとハモらないからです(うなりが聞こえます)。これはピタゴラス律、純正律の細かい話になるのですが、Eを少し低くとるか、Cを少し高くとらないとハモりません。この微調整を体に叩き込む必要があるのです(そもそも正しい音程がとれるかという問題もあるが)。

最悪、鳴らした直後にずれたと思ったら素早く直すことになりますが...

あとは、3度は指の形がかなりキツイです。次のレ(D)とファ(F)は、ふつうにFを中指で押さえてDを小指で押さえようとしても届きません(小指の長い方がうらやましい)。コツは、Dを小指でまず押さえた形にし、Fを押さえる中指をグッと手の甲側に引く形でとります。指は左右に開くのではなく、前後に開くのです。今も決して得意ではありませんが、以前よりはだいぶ楽になりました。10度の音階でも必要ですね、これは(手が壊れそうになりますが)。

手の形もキツイのですが、音程もシビアです。小指のDは開放弦のDと一緒でよいのですが、中指のFはほんの少し高めにとります。これでDの音とハモらせるのですが、必ず反対側の隣にある開放弦のAとハモらなければ合っていません。つまり、レ(D)、ファ(F)、ラ(A)がきれいにハモる必要があります。微調整をしていると、小指がついつい低い方にずれがちです。

ちなみに、ピアノでこの3音を同時に弾くと濁ります。平均律なので仕方ありません。バイオリンだとうなりのない済んだ和音が鳴らせるので、楽器の特性を生かしたいなと思っています。

これを一発でキメられる自信は今のところまったくありません。ですが、練習をしてかなり正確にキメられるようにしたいです。つくづく、本職の技術はすごいと思います。

というのも、これは大好きなバッハのシャコンヌの最初の和音だからです。最初の和音からしてこんなに難しいなんて... さすが最高難度の名曲! ちなみに、2番目の和音も超絶難しいですけどね。最初の4小節を正しく弾けるようになるのに何年かかるのやら(一生無理かも?)。

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2021/10/16

半音は狭く

キーボードの練習は続けていますが(今はバッハのインベンションを一通り終え、シンフォニア)、最近はバイオリンの練習もしています。

小学校、中学校とレッスンに通っていたので、少しは音は出せます。うまくはありませんが。

曲の練習もしているのですが、まずはスケール(音階)です。これがとても手強い。

音大を目指すようなレベルでは全くなかったこともあり、知らなかったこと、すっかり忘れていたことなど、色々と見つかりました。

まずは、半音は狭くとるです。先生から教わった記憶が遠くにあります。ハ長調であれば、ミ(E)とファ(F)、シ(H)とド(C)の間は半音なのですが、バイオリンでは、これは自分の感覚として狭めになります。

エレクトーンを幼稚園からしていたこともあり、たぶん平均律の音階に慣れているためかと思います。平均律の半音はバイオリンの半音よりも若干広いです。でも、半音を狭めにとった方が、メロディーが多少落ち着いて聞こえます。もちろん、これは意識しているからであり、何も言われずに平均律で聞かされても、私の耳には分からないでしょう。

生粋のバイオリニストであれば、きっと逆の表現になるのかなと推測します。平均律の半音が広い、全音が狭いのだと。

腑に落ちたのは、ドの音がバイオリンでは若干低くなることです。何も考えず自分がハ長調を弾くと、ドが若干高くなって上ずって聞こえます。下に書いた方法で、正しいドの音を鳴らすと低めに聞こえるので、納得です。

というわけで、バイオリンではハ長調よりも初心者向きのニ長調のスケールを練習をしていますが、高さの確認作業だらけです。開放弦4本の音を基準にして正しく高さを調整して覚えこむわけです。とても時間がかかりますが、完全4度・5度・8度は音にうねりなく響きますので、正確に取れれば、とてもきれいな音になります。ニ長調、D線で隣の開放弦を基準にできるのは、人差し指(1の指)、薬指(3の指)、小指(4の指)です。中指(2の指)は、直接は確認できません。E線を基準にA線でシ(H)の音をとり(完全4度下)、この完全4度下でファ♯(Fis)をとります。こういったこともあり、私の2の指の精度は最悪で、他の指よりもばらつきが大きいと思います。

異名同音(ド♯(Cis)とレ♭(Des))は、鍵盤楽器では同じ音です。これは、バイオリンでは違います。ド♯の方がレ♭よりも少し高いです。ド♯とレとの間隔がミとファとの間隔と同じです。つまり狭めなので、半音が全音の半分ではないのですね。昔、先生に言われたことはありますが、全く理解していませんでした。鍵盤楽器では鍵盤はそこに1つしかないからです。自分で音程の調整ができる楽器は、自分の耳で聴きながらではないといけないのですが、それを分かっていなかった。

重音はもっとややこしいのですが、まずは単旋律できれいに弾けるようになりたいなぁと練習しています。

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2021/04/15

テンションコードで頭の体操

キーボードでクラシック以外の曲も弾ければなと思っています。

昔はエレクトーンで色々な曲(どちらかと言えば洋楽が多かった)を弾いたものです。当時は、先生が選んでくれた楽譜を使い、原曲をあまり知らない状態で練習していました。ですが、今は簡単に原曲が聞ける時代になったので、改めて原曲を聞いて目からウロコということはよくありますし、実によい曲だなぁと感じたりもします。

ただ、キーボードにはペダル鍵盤がないため、左手でベースとその上のコードを一緒に面倒見ることが多くなります。場合によっては、右手も参加する必要があります。

左手でのコードについては、7(根音、ルートから7度上の音)の入ったコードまではエレクトーンでもよく使っていたので、だいたいは分かります(リハビリはかなり必要ですが)。そして、7の入った4音のコード(M7、m7、Φ7、○7)をマスターしていれば、通常の演奏にはほぼ事足りると思います。

ただ、世の中にはもっと複雑な響きのコードがあるのでネットで調べてみると、テンションコードに突き当たりました。いわゆるちょっとおしゃれな響きのコードでしょうか。

コードネームで言えば、9、11、13がつくものです。エレクトーンの楽譜にもコードネームにそのような記載があるものは時にありましたが、中学生の自分は、ここを押せばこんな響きになるのかぁくらいの感覚だけでした。♭9だとやや暗めの響きになるとか、♯9だと若干緊張感(だからテンション?)を漂わせた響きになるといった感じです。

コードの各音程が書かれた楽譜を見ながらだとそんなに難しくありませんが、コードネームだけで一発で弾くには練習が必要です。9、♭9、♯9、♭13は比較的分かりやすいですが、自分は11や♯11は苦手です。ジャズをやっている人は即興でこれに合わせてコードとメロディを演奏されるので、本当にすごいなと思います。

というわけで、ジャズの曲を少数ピックアップして練習をしています。今は、シンプルにAutumn leavesです。エレクトーンで何回も弾いていましたから。テンションコードの音を全部押さえると5音以上になりますが、いくつかは省略して3音(7までのコードだと2音のことも)で弾ければと思います。

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2021/03/10

キーボード練習(左手)

キーボード演奏の練習をコツコツしているのですが、左手の自由度をもっと増したいと思っています(もちろん右手もですが)。

ピアノもそうですが、エレクトーンとの違いは足で弾く鍵盤がないこと。つまり、ベースラインは自分の左手で弾くことになります。

2ビートのベースラインならある程度はできますが、もう少し複雑になると(例えば、4ビートの格好いいウォーキングベースとか)、左手へ気を取られて右手がおろそかになる、間違える、といったことが多発します。また、右手でスタッカートを弾いたら、左手もついついスタッカートになってしまったり。

そこで、左手にも脳が十分な注意を払えるよう、バッハインベンションを練習しています。左手も右手も旋律があるので、もってこいの練習だと思っています。ピアノをきっちり勉強している方は小学校の間に終わらせるくらいなのだとか。すごい!

ネットで調べて知ったのですが、インベンションは1番からまず始めるとして、2番、3番と順番に行かない方がよいらしいです。というのも、2番は1番より難易度がけっこう高いからです。自分も1番を練習した後に2番に進もうとしたら、いきなり難しくなったので気分がやや萎えました。

なので、ネットでのお勧めどおり、1番、4番、8番、13番(指使いがけっこう難しい)、10番と練習し、2番に戻ってきたところです。今度は少し慣れたのか、ゆっくりであれば少しずつ弾けるようになってきました。

バッハの音楽は小さい頃はあまり好きではなかったのですが、最近はとても気に入っています。インベンションは、核となるメロディーが右手と左手とで絡み合い、繰り返して発展しながら、転調を何度も繰り返し、最後に元に戻って終わる。一曲一曲は短い曲ではありますが、その中にドラマがあると思いますし、ハーモニーも素敵だし、無駄な音や隙がない感じもあります。なので、これらを充分味わいながら練習したいと思います。

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2021/02/22

キーボード練習(続き)

ハノンに少し飽きてきたので、手近にあったツェルニーも少し弾いてみました。

私はピアノを本格的には習っていないので、ツェルニーはほとんどやったことがありません。

最初にバイエルをし、ハノンを少ししつつも(ソナチネも少ししたかも)、エレクトーンの曲を弾きながら、技術を身に着けていったように記憶しています。

なので、ツェルニーは練習曲集だということもよく知りませんでした(面白くない曲が多いのは知っていましたが)。びっくりしたのは、速度指定がめちゃくちゃ速い! とんでもないスピードです。これが本当に弾けるなら、相当な凄腕ですよ。

ツェルニー30番(中級の下くらい)の譜読みをしてみましたが、半分のテンポならそれなりに弾けます。ですが、止まらず正確、かつきれいに強弱をつけて弾くには、かなりの練習を要するなと感じました。スピードを上げるとなるとなおさらでしょう。ネットで調べると、速度指定の6-8割で止まらずに弾けるようになれば合格が出るのだとか。うーん、遥か先だな...

練習曲は集中トレーニングにはよいのですが、楽曲の練習をしないと音楽は奏でられないと思います。そもそも、簡単でもよいから曲を弾くためにキーボードを買ったわけですから、モチベーションを保つためにも大事です。少しずつ一緒に練習していこうと思います。

私は卓球をしていましたが(今は新型コロナウイルスのため1年ほど止めています)、学生時代には基本練習が多かったのを覚えています。始めるのが遅かったので、基本練習を他の人以上にこなさないと技術が追い付かなかったからです。ですが、最近は早めにゲーム練習をした方がよいという意見をよく目にするようになりました。結局のところ、試合で使えないと勝つことはできないからです。

スポーツと音楽、どちらも体を使うものですから、根っこには共通点があるのだと思います。

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2021/02/09

キーボード練習

前々回に書いたキーボード(楽器)ですが、少しずつ練習しています。

指がそろって動かなくなってしまっているので、まずはハノン

1番から30番を弾き(時間により一部省略)、特に24番以降の薬指・小指のトレーニングを頑張ります。音がそろっているか、リズムが正確かなどに注意しますが、ずっと弾いていると写経をしているような心の穏やかさすら覚えてきます(いや、指は苦しいが)。

音階を長調と短調すべてで弾きます。ハ長調、ハ短調は4オクターブ、他は3オクターブです(やっぱり、ピアノの88鍵が欲しい)。長調12個は比較的スムーズに弾けますが、短調はちょっと手間取ります。音は分かるんですが、指がついてこなくて。

その後、時間があればアルペジオです。音は音階よりも簡単ですが、指の移動の距離感が難しい。

この辺りはメロディーを上手に弾くために必須なので、頑張っています。

少しずつ、脳内の回路がつながってきた感じがしています。

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2020/12/28

脳内回路の再活性化をしているところです

巣ごもり生活が続いていますので、家で楽しむためにキーボードを買いました。さすがに、エレクトーンは手が出んかった...

集合住宅暮らしなので、ヘッドフォンと床のマットは欠かせません。

音はけっこうよいです。充分楽しめます。ピアノの音は電子ピアノにはかなわないでしょうが、イニシャルタッチがあるので(私がエレクトーンをしていた30年以上前はこれがなかった)、ピアノのようなイメージで音量をコントロールできます。

アフタータッチは対応していないので、管楽器などの音が長く続けられる楽器で、音を出してからクレッシェンドやビブラートをかけるといったことができません。エレクトーンにはついているので、ちょっと憧れ的(?)な機能ですが、シンセでも高級モデルにしかついていないらしいので、まあ気にしないことにしましょう。正直そこまで使いこなせる気もしないですし、雰囲気が楽しめればよいわけですから。

で、楽譜を出して弾いてみようとしてますが、だいぶ指が動かなくなっています。まずは動かす練習をしようと、超有名なハノンを出してきました。最初はもう、左右がバラバラだし、指ももつれるし。3日ほど練習すると、だいぶ左右が合うようになりました。まだもつれはしますが。当面は、脱力してハノンを弾く練習です。方や腕に力を入れすぎるとよくないんですよ。指先以外は力を抜けるようにしたいです。

あと、コードです。自動演奏機能がすごく進化していて(30年以上経ちましたから)、とてもカッコイイ伴奏をしてくれます。これを生かすには、メロディーに合ったコードをきっちり押さなければなりません。エレクトーンをしていたのでコードネームはある程度分かりますが、見た瞬間に正確に押さえられるようになるにはだいぶリハビリが必要です。

というわけで、ずっと眠らせていた脳内の神経回路を再活性化させるべくがんばっています。ボケ防止にもきっといいだろうなぁ。

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2011/12/12

皆既月食 (Total lunar eclipse)

皆既月食、見逃しちゃいました~... (ToT);;;

すっかり忘れて寝ちゃいまして... 今回は、絶好の条件だったはず。大ショックです。この前にトロントであったときも見逃したんだよね。あ~あ。

しかたないから、トリビアネタでも。

月って西から東に動いてるってご存知ですか?

月は東から昇って西に沈むじゃんって思ったあなた。実は、地球も西から東に回っていて、それが月の動くスピードよりも速いため、地上にいる僕たちからは月が西に動くように見えるのです。つまり、速く走る車が遅い車を抜かすと、遅い車が後ろに動いていくように見えるのと一緒です。

これを証明できるのが月食ですよ~♪ 月食は、太陽の裏側にできる地球の影に月が入るから、日が差さない部分ができて欠けるわけです。月食では、月はいつも左の方(東側)から欠けてきます。月が西から東に動いてるからこそ、月の東側が先に影に入る、つまり月の東側から欠けてくるという理屈です!

次の皆既月食は、3年後の10月を待つしかありません。今度こそ見るぞ~!

その前に、来年5月の金環食(日食です)が大きなイベントです。静岡は、金環食を見れるベルト地帯のど真ん中にあるという話ですが...

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2010/04/04

花を愛でる (Enjoying flowers)

昨日は、以前行ったAllan Garden Conservatoryにまた行ってきました。春になっているから、花の展示内容も変わっているだろうとのことで。

今回も、なかなか良かったです。

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チューリップ、水仙、あじさい等々(他の花の名前は知りません!)、色とりどりの花々が目を楽しませてくれました。カメラ持参の人たちも多かったです。

外では、ドッグランでたくさんの人が犬を遊ばせていました。気温が20℃以上で暖かく、とてものどかな光景でした。

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