カナダの脳波専門医試験が終わりました。とにかく、疲れた...
試験開始が午前7時で、6時半集合だったから、朝5時に起床。6時前にC先生と待ち合わせ、タクシーで出発。
会場で、コンピュータの使い方の説明があり、まずは実際の脳波の判読から(順番は受験生によって異なる)。
僕は、まずはLong Casesといって、10-15分の脳波4人分を1時間25分で読み、所見を作成するというもの。成人3名と小児1名だった。
これが済んだら、試験官の先生2人が、その脳波に関する質問をしてくるのに答えるのが25分。質問内容から察するに、僕の作った所見は概ね間違っていない様子。ただ、質問のいくつかは、うまく答えられなかった。
その後は、Short Casesといって、10-60秒程度の脳波15人分を見て、それぞれの脳波で目立つ所見について簡単に記述し、正常異常を答えるというもの。時間が55分。パターン認識能力が試されるわけで、そんなに難しくなかった印象。
次に、Technologyに関する試問が、別の試験官2人によって行われる。脳波電極の位置から始まり、脳波計の増幅器やデジタル信号理論(サンプリング定理、デジタルフィルタ、フーリエ解析など)、について質問された。所要時間は25分だったが、15分ほどで終わってしまった。
ここで昼食の休憩が入り、午後からmultiple choice式の筆記問題が3時間。臨床脳波に関する問題が50問、生理学に関する質問が40問、Technologyに関する質問が25問だった。生理学が慣れていないので、自分には難しかった(だいぶ勉強したはずなのだが)。
こんな感じで、すっかり頭が疲れてしまいました。午後6時から、ずっと脳波セミナーで指導してくださった先生と受験生全員でディナーをする予定なので、そちらを楽しむことにしようと思います。
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