2008/09/30

豚バラ料理その2 (Pork belly dishes #2)

20080928_2 5kmウォークの疲れを癒すため、シャワーを浴びて軽く昼寝をし(朝寝か)、午後にむっくり起き上がって、チャイナタウンへ再びマッサージを受けに行きました。今回は贅沢を尽くして、1時間のリフレクソロジーと1時間の全身マッサージという豪華コース! 気持ち良かった...

さて、前回の豚バラ料理の続きですが、1番目は薄切り茹で豚の七味ごまねぎポン酢、2番は角煮でした。では、3番目の料理は何か? 中華風豚角煮といいますか、東坡肉(トンポーロー)です。

中華風豚角煮という言い方は本来は正しくないような気がします。だって、東坡肉が日本に入ってきて、長崎の卓袱料理の東坡煮(とうばに)になったり、沖縄のラフテーになったり、そして日本の角煮になっているわけですから。

さて、この東坡肉、時間はかかりますが、手間はあまりかかりません。時間をかけてお料理すればおいしいものができる、という見本のような料理です。

手順は、お鍋にたっぷりの水、ねぎ、叩き潰したにんにく、しょうがスライスを入れ、豚バラ(皮付き)を入れて1時間茹でます。茹で上がった豚バラに紹興酒大さじ 1、醤油大さじ 2をかけてからめます。水あめを塗る方もおられるようですね。

フライパンや中華なべに油を多めに入れて加熱し、豚バラを揚げるような感じで表面に焼き色をつけます。皮の部分も少し茶色になるくらいに。油がかなりとびますので注意。焼き色がついた豚バラを取り出して、適当な大きさに切ります(これが最終的な大きさになる)。切る前に、最初の茹で汁に入れて、油抜きをする方もおられるようです。

最後は、蒸します。大き目のどんぶりに醤油大さじ 3、紹興酒大さじ 2、砂糖大さじ 4を入れて溶かし、豚バラをいれ、最初の豚の茹で汁をひたひたになるくらいに入れます。そして、八角を1個。好みで陳皮、桂皮なども。このどんぶりが半分くらいひたるくらいの量の水を鍋に入れて、湯を沸かします。湯気が出てきたら、どんぶりを鍋の中に入れて、鍋にふたをします。鍋の中が水蒸気で一杯になるわけですね。あとは、気長に蒸します。最低2時間くらい。人によっては5-7時間くらい蒸す方も。鍋のお湯がなくなってきたら、熱湯を適宜足します。

こうして蒸しあがった豚バラは、本当にトロトロになっています。

20080928_3チンゲンサイを茹でてあしらい、豚バラの蒸し汁に水溶き片栗粉を入れてソースにします。見よ、このトロトロジューシーな出来上がりを!

東坡肉は、やっぱり皮付き豚バラに限ります。皮のゼラチン質のねっとりとしておいしいこと! そして、とろける脂身と肉のうまみ。八角の香りも素敵で、とても幸せな気分です。

日曜料理にぜひお勧めの一品ですな。なんせ、時間がかかるんで。

20080928_4 ところで、豚の角煮(日本風)の方ですが、からしと白髪ねぎを添えて写真を取り直しました。ちょっとは見栄えがよくなったかも。なんか、ビールでも飲みたくなってしまいますな。

まだ余っているのですが、さすがに毎食食べるのはきついので(脂分のことも気になるし)、一部は冷凍保存することにしました。豚角煮丼などにしたらおいしいかも。

さて、またしばらくは、油分を控えた食事にしないといけませんな。

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