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2017/02/21

ケトン食のレシピ

ケトン食療法は、お薬がなかなか効かない、いわゆる難治てんかんの患者さんで試される食餌療法です。

古典的ケトン食、中鎖脂肪酸ケトン食、修正アトキンス食(厳密にはケトン食ではない)がわりとよく使われています。

ケトン食は、医師の指示の元、栄養士との相談で行われます。自己判断で行うと、思わぬ危険があります。

患者さんによく言いますが、ケトン食は決して安全ではありません。非常に偏った内容の食餌であり、栄養学的に種々の問題があり、副作用に注意して行う必要があります。

とはいえ、薬よりも効く場合もありますので、治療の選択肢として頭に置いといて損はありません。

さて、患者さんと御家族にとって悩みのタネなのが、献立作り。糖質、脂質、蛋白質の量をきっちり計って、それに合わせて材料を準備して、かつ美味しく調理する。正直、これをこなしておられるご家族には脱帽です。

先日の全国てんかんセンター協議会総会で耳にしたのですが、私の前任地の静岡てんかん・神経医療センターのホームページにケトン食レシピのブログが掲載開始になりました。

こちらの栄養士さんたちは本当に熱心で、「この子は難しいだろう!?」と思った患者さんが食べてくれるようなメニューを色々考えてくれましたし、遠方からの入院患者さんが退院する時には帰りにケトン食のお弁当を持たせてくれるという心遣いです。ケトン食を食べていると、お出かけ時の食事が問題になりますから。

まだ始まって間がないようですが、今後の更新に期待です。

ケトン食を行っている患者さんの御家族と栄養士さんの知恵が結集した、ケトン食版クックパッドのようなものができたら最高ですね。

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