« ふつうでないてんかん | トップページ | 抗てんかん薬の止め時(続き) »

2016/11/28

抗てんかん薬の止め時

てんかんの治療のため、抗てんかん薬の処方を始めて発作が無事止まったなら、薬の止め時をどこかで考える必要があります。

えっ、薬を止められるの?

こどもの患者さんでは、成長とともにてんかん原性が治まり、薬を止められる可能性があります。つまり、完全治癒です。

以前にも書きましたが、抗てんかん薬は発作を抑えるだけの薬。てんかんを治す薬ではありません。

お薬で発作を抑え続けることで、発作を起こすような異常な回路が患者さん自身の自然治癒力で消えてくるのを待つのが、抗てんかん薬による治療の本質です。だから、時間がかかります。

お薬を止めて発作が再発したとしたら、その時点でまだ治っていなかったからです。

自然治癒力は、こどもの方が大人よりも高い。だから、こどものてんかんは大人よりも治りやすいのです。一方、発作がなかなか治まらずに成人に持ち越してしまった方や、成人で発病した方の場合、小児期発症よりも完全治癒(=薬を止められる)の可能性は低いです。もちろん、ゼロではありませんが。

一般的には、発作が2年間止まった時点で、薬を止められるかどうか検討します

続きは、また後日。

|

« ふつうでないてんかん | トップページ | 抗てんかん薬の止め時(続き) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ふつうでないてんかん | トップページ | 抗てんかん薬の止め時(続き) »