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2016/11/27

ふつうでないてんかん

「ふつうの」てんかんでの治療は、発作を止めさえすればよい、と前回書きました。

「ふつうでない」てんかんは、何でしょうか?

てんかん性脳症と呼ばれるものです。

脳波異常が強いため、発作だけでなく、てんかん発射そのものが脳の機能に進行性に悪影響を与える、という概念です。

てんかん性脳症では、発達がどんどん遅れるのですが、脳波の激しいてんかん発射が健全な発達に悪さをすると考えられています。なので、脳波を治療しなければダメだということです。

でも、抗てんかん薬って、てんかん発射は抑えないのでは?

脳波異常を完全に抑えるのは難しいですが、頻度や拡がりの程度を減らすことはできます。全体に拡がっているのを片方だけに留めるといった具合に。

なので、てんかん性脳症の場合は、脳波のてんかん発射を減らすことを目指して抗てんかん薬を使います。場合によっては、ステロイド等、強力な治療をする場合もあるくらいです。

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