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2016/06/14

脳波の正常亜型

秋の学会で、脳波の正常亜型(normal variants)の現状・これから、用語の標準化、について話をしなければなりません。現在、抄録を作っているところです。

考えてみれば、なかなか難しいテーマです。

正常亜型というのは、少数の方(健常者を含む)にみられる特徴的な波形で、病的とは言えない波形のことです。

尖って見えたり、律動的に見えたりするので、目を引きます。初心者はしばしば見逃しますが、少し慣れてくるとてんかん発射に見えたりするのです。そのため、過剰診断につながってしまったりするので要注意。

典型的な波形は、見ればパッと分かります。複数の医師が見ても意見の一致を高率に見るでしょう。

しかし、一部は悩ましいものも存在します。ちょっと気になるけれど、てんかん発射と言い切れるほどではないとして、判定保留にする場合もあります。医師間でも意見が割れたりします。

用語も、色々な用語が乱立しています。1つの正常亜型に対して3つくらい呼び名があることも稀ではありません。また、歴史的な名前もあり、これが混乱を招くような名前であったりすることもあります。特に、てんかん発射と紛らわしい呼び名がついていたりすると、初心者は困惑することでしょう。

用語の標準化について詳しく述べることはできないわけですが(これは世界規模で行わないと無理)、現状の問題点について触れることはできると思います。

抄録作りの時点で悩んでしまってます。締め切りまであと2週間強あがいてみます。

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