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2016/06/19

てんかん診療の本2

てんかん診療 はじめの一歩 ―シンプル処方のすすめ2冊目は、「てんかん診療はじめの一歩 - シンプル処方のすすめ」です。

著者は聖隷浜松病院小児神経科の榎先生です。

聖隷浜松病院は三次救急クラスの民間病院で、全国的にも先駆けててんかんセンターを作った稀有な病院です。内科と外科がシームレスで包括的なてんかん診療をしており、てんかんセンターとしては、全国でもトップレベルの施設の1つと思います。

榎先生は、私の元指導医で、大学で研修医の頃、診療・脳波の基本を教えてくださった先輩方の1人です。昔から文章を書くのが上手い先生でしたので、いずれは本を出されると思っておりました(当時にも本を出版されていましたが)。

というわけで、かつての指導医の著書を読み進んだわけですが...

かつての指導医は、今もやっぱり指導医でした!

とても勉強になりました。分かりやすい口調で、先生の熱い思いが書かれています。共感するところも、教えられるところも多い。

これは、全国の小児神経科医必読の書と思います。

てんかん診療には、色々な罠があります。患者さんの将来を少しでもよいものにできるように診療していかなければなりません。今だけを見ず、ずっと先の将来を見据えた診療が必要なのです。

この本は、てんかん診療を志す若手、ある程度自信をつけた中堅医師にとって、最良の手引きとなることでしょう。

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