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2015/11/12

てんかん外科とは言うけれど

今まで、このブログで、小児の難治てんかんの早期手術の重要性について書いてきました。

もちろん、この思いは変わりません。今のところ。

ただ、手術せずに治せるのなら、これに越したことはありません。手術自体のリスクはあるわけですから。

異常に発火している神経細胞のみを落ち着かせる薬ができたらよいなと思います。

癌細胞に対して分子標的薬が出来ているように、てんかんに対してもそのような薬が開発されれば、正常な神経回路だけ残して、異常な神経回路のみを消滅させることができるのかも知れません。

ただ問題なのは、てんかん発作をしているとき、もちろん異常な回路は活動しているわけですが、正常な回路も巻き込まれていると思うのです。なので、区別は大変なのかなと思います。下手すると、治療で正常な回路まで傷つけてしまいますから。

異常な回路にのみ発現される蛋白などが見つかれば(そういうマーカーを探す研究が行われているという話はアメリカてんかん学会で聞いたような気がします)、こういった方向の治療法が出てくるのだろうなと思います。

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コメント

 いつも楽しく読ませて頂いております。当施設ではまだ紙ベースなのですがデジタル脳波に何とか触れたいと思っております。モンタージュを変えるなどしてみたいのですが、そのような教科書とかないでしょうか?

投稿: 青森の精神科医 | 2015/11/19 20:23

「デジタル脳波の記録・判読の手引き」という本が診断と治療社から出ており、参考になるかも知れません。

脳波ビューワーがついている本は、私が知っている中では「発作時脳波からみた小児てんかん」があります。内容はやや応用編ですが、リモンタージュを体験できるのではと思います。

私自身は中身を未確認ですので、学会等で立ち読みするとか、書店に問い合わせてみるとかされた方がよいと思います。

投稿: あきちゃん | 2015/11/19 22:25

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