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2015/06/15

発作時脳波 - 焦点発作4

前回の記事で、焦点発作の発作時脳波では、律動波形が見られるけれど、それだけでは不十分と書きました。

突発性に律動波形が出ても、発作ではない場合があります。

例えば、後頭部に出現する間欠性律動性δ活動。Occipital intermittent delta activity(OIRDA)とも呼ばれます。

眠い時に側頭部に出現する徐波活動で、rhythmic mid-temporal discharges(RMTD)。かつてはpsychomotor variantとも呼ばれた波形です。

こういった律動波形と発作活動を区別するもう1つの特徴が、3番目の、振幅、周波数、空間的拡がりが時々刻々と変化することです。

振幅と周波数は、一般的には逆相関の関係にあります。周波数がゆっくりになるほど振幅が上がるということです。典型的には、発作の最初では周波数が高く、振幅が低い。発作が伸展するにつれ、周波数が下がり、振幅が上がってきます。と同時に周囲に発作活動が拡がっていくのがふつうです。

発作活動であれば、多かれ少なかれ、何らかの時間的変化がみられます。通常、発作の終わり直前では、周波数が低くなり、徐波活動が多くなってきて、発作が終了することが多いです。

もう1つ書き忘れました。律動波形の形態も変化します。例えば、最初はサイン波様だったのが後半はspike-waveになる、といった感じです。

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