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2015/05/11

てんかん外科をいつ考えるか?

てんかんの場合、お薬2-3つで発作が止まらなければ、薬以外の治療方法の可否について検討します。

具体的には手術(てんかん外科)と食餌療法です。手術の場合、脳の手術と迷走神経療法の2つがあります。

この中で、発作の完全抑制を目的とする根治療法は、脳の手術の一部だけです。てんかん発作の起こる場所(焦点)を切除または切り離し(離断)、発作を止めます。

その他の治療法は、原則的に緩和療法です。発作の回数を減らす、軽くするといったものです。運がよければ、発作が止まることはありますが、あくまで運です。

何故薬以外を考えるかというと、薬が3つ効かなければ、4つ目以降の薬が効く確率は10%以下だからです。薬以外の治療法の方がよく効く場合もあるので、考えるわけです。薬はたくさんありますが、それぞれを単独または組み合わせできっちり使おうとすると、何十年以上もかかってしまい、現実的ではありません。

発作が止まらなければ、色々と生活に制限がかかります。就職も容易ではない場合があります。理想的には、遅くとも高校1年生くらいまでには発作を止めたいです。10年や20年間も薬で引っ張ってからでは遅すぎます。

赤ちゃんの時期に発症したてんかんの場合、もっともっと急ぐ必要があります。お薬で治療を始めた段階から、手術の可能性は考えています。赤ちゃんのてんかんの場合、もっと年長で発症したてんかんよりも、基礎疾患(てんかんの原因となる病気)が存在する確率は高いからです。

自分たちの3か月と、赤ちゃんの3か月とでは重みが全然違います。赤ちゃんではとにかく急いで色々と判断する。これが大事です。

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