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2014/11/21

臨床神経生理学会

Handbook of ICU EEG Monitoring

臨床神経生理学会に参加しています。元々は、脳波筋電図学会と呼ばれていた学会です。

自分が参加している学会の中では、最もディープな学会だと思います。

約1か月前に右の本について書きましたが、学会に出店していた書店に数冊おいてあるのを見ました。

この本を紹介した際、欧米式の持続脳波は日本ではまだ敷居が高いと書きました。フルの持続脳波は判読者にものすごく負担がかかるのです。日本だと、どうしても少数精鋭でがんばらざるを得ないという事情(空気?)があります。これは、労働条件として決して好ましくありません。

脳波を読むにも高いレベルが必要です。はっきり言って、通常の脳波が読めるくらいでは話になりません。最低、発作時脳波をきっちり読めるだけの力量が必要ですし、ほぼ瞬時に見分けられるくらいの慣れが必要です。脳波は持続的に記録されていますので、1時間の脳波を2-3分程度で判読して発作の有無等を判定しないと時間がいくらあっても足りません。このような医師が5人も10人もいるような施設は、全国的にもほとんどないでしょう。

紹介した本は、重症患者でみられる特殊な脳波パターンについてなどよく書かれており、知識を得るには良書だと思います。

救急における持続脳波のシンポジウムがあり、聴講したかったのですが、自分が担当しているシンポジウムと同時進行のため、残念ながら参加できませんでした。

しかし、このようなシンポジウムが企画されているということは、日本にも持続脳波を導入しようという動きが出てきているのでしょう。業者さんの脳波機器展示コーナーで尋ねてみたところ、フルの持続脳波をとっている施設はまだほとんどないとのお話でしたが、今後に期待したいところです。

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