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2014/09/14

脳波セミナー

先週末は岡山で脳波セミナー、今週末は広島で脳波セミナーがあり、講師を務めました。全く異なる方式でのセミナーですが、どちらも初心者向けです。

11月頭には静岡で脳波セミナーの講師をしますが、これはおそらく日本最高レベルの脳波セミナーになります。何故かというと、ひととおりのてんかん診療と通常の脳波の判読が行えるレベルの医師のみが対象だからです。

対象者は色々ですが、こういった脳波の教育機会が増えるのはよいことです。

てんかんは100人に1人弱、全国で100万人の患者がいると考えられている、ありふれた疾患です。

これだけ患者がいるのに専門に診療する医師が少ないのが問題です。特に成人てんかんを診療する医師の不足は極めて深刻であり、関連する診療科の先生方には意識改革を強くお願いしたい

脳波が読めないとてんかんの診療はできませんので、脳波を自信をもって読める医師が少しでも増えるよう、強く願っています。

脳波の知識がいい加減だと、誤診を招きます。誤診には2種類あります。てんかんの見逃しと、てんかんでない患者さんをてんかんだと診断してしまうことです。

どちらも大きな問題を招きます。前者は適切な治療を受ける機会を奪うわけですし、後者は患者さんを不必要に苦しめることになります。本来なら飲まなくてもよい薬を飲まされるわけですし、てんかんと診断されたがために職場を解雇された患者さんがいたという話を聞いたこともあります(この解雇は違法である可能性が高いですが)。

脳波の知識でまず大切なのは正常と異常をきっちり区別することです、そして、見つけた所見を病歴や臨床症状と関連付けて適切に解釈できる必要があります。これができないと、てんかんの誤診につながります。この辺りについては次に書きます。

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