« てんかんの誤診の起こるワケ | トップページ | OneDriveで30GB »

2014/09/22

てんかんの画像

てんかんの原因探しの一環として、画像検査が行われます。

よく行われるのは、まずは頭部MRIとCTだと思います。

これで異常がなかったら、画像検査は終わりでよいのでしょうか?

もし、てんかんの発作がいつも同じ側の大脳半球(片方の脳)から始まっていると信ずるに足る根拠があるなら、ここであきらめてはいけません

MRIは、従来の機器での従来の撮り方(1.5テスラ機器での5mm厚スライス)ですと、最大半数は異常が見逃されるという報告があります。神経専門の放射線科医が読めば、見逃しは多少減るとはされていますが、問題の根本は画像の質にあるのですから、多くは期待できません。

私の勤務する施設では、てんかんに特化した高解像度MRI(3テスラ機器での1mm厚スライス、3D撮影)を行っています。自分が留学していたトロント小児病院では、Epilepsy protocolと呼ばれる撮影方法(の組み合わせ)がありました。欧米でてんかんセンターを名乗る施設では、このEpilepsy protocolによる撮影が行われています。なので、自分が戻ってきたときに放射線科の先生にお願いしてプロコールを作っていただきました。とても感謝しています。

MRIで異常が見えなかったとしても、PET、SPECT、脳磁図(MEG)で異常が見える場合があります。これらが発作症状や脳波の異常と矛盾しなければ、手術できる場合があります。

こういったことがあるので、部分(焦点性)てんかんで難治だと思った場合には徹底的に調べる必要があると私は思います。

|

« てんかんの誤診の起こるワケ | トップページ | OneDriveで30GB »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« てんかんの誤診の起こるワケ | トップページ | OneDriveで30GB »