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2014/09/05

運転免許の書類

てんかんの専門医として、運転免許の書類を書く機会は比較的多いです。

診断がはっきりしている方はよいとして、診断が微妙な方が時におられます。例えば、過去に何度か意識を失ったことがあるが、はっきりてんかん発作と断定できていない場合です。

こういった場合にも書類は必要なのかと尋ねられる場合がありますが、書類はもちろん必要です。

何故なら、書類の対象は、一定の病気等に罹患している方だからです。一定の病気等には、

再発性の失神

その他自動車等の安全な運転に必要な認知、予測、判断又は操作のいづれかに係る能力を欠くこととなるおそれがある症状を呈する病気

といった記載があります。

運転免許の制限は、特定の病気だからではなく、運転に支障をきたしうるかどうかで決まるのです。よく考えてみれば、当たり前のことですが。

他に思うのは、例えば10年前に治療を終了している人は書類が必要なのでしょうか?

書類には

過去に5年以上発作がなく、今後発作の起こるおそれがない

という項がありますので、これに該当します。この記載で書類を出せば、二度と出す必要はありません。治療を終えてから長期間たっていても、万一のことを考えた場合、書類を出しておくことをお薦めしています。出していなかった場合に、虚偽の申告をしたと咎められる可能性があるからです。

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