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2014/07/17

VBM (Voxel-based morphometry)

Voxel-based morphometry(VBM)と呼ばれる、頭部MRIの分析方法があります。

ざっくばらんにいうと、多くの被験者のデータを用いて、脳の灰白質(神経細胞のある部分)の体積の比較を統計解析を用いて行うものです。

加齢による変化や、疾患による変化など、色々と使えます。

てんかんの場合は、やはり焦点となる病変を見つける方法として役立つかどうかに興味があります。てんかんの病変は、しばしば見逃されます。特に、限局性皮質異形成(focal cortical dysplasia: FCD)は、そこにあると信じて目を凝らして探さないと見えない場合があります。これは、大学病院といえども例外ではありません。良い画像を撮って、しっかり読む。どちらが欠けてもダメです(自戒をこめて)。

他にも、特定のタイプのてんかんでは、VBMでこの部分に変化が出やすいなどといった報告があります。

解析には、statistical parametric mapping(SPM)というソフトを使います。MATLAB上で動きます。

約15年前に機能的MRIの解析のためにこのソフトの使い方を勉強したのですが、しばらくご無沙汰していました。VBMを自分で行ってみるために、久々に使っていますが、以前のものと比べると格段に進歩しています。

VBMを行うには、VBM toolboxをダウンロードしてインストールする必要があります。最近は、日本語マニュアルも出ており便利です。

すぐできるVBM: 精神・神経疾患の脳画像解析 SPM12対応 DVD付1人、FCDの患者さんのMRIデータを解析してみましたところ、病変の部分がばっちり光りました。将来性ありそうです。

Amazonをみていますと、VBMの解説本が出版されています。上記の日本語マニュアルを作成された方が著者のようです。

さっそく、ポチッとさせていただきました。到着が楽しみです。

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