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2013/07/06

新規抗てんかん薬の薬価

日本で2006年にガバペンチンが発売されましたが、それ以降の薬が、いわゆる新規抗てんかん薬です。海外では、日本で開発されて1989年に認可されたゾニサミドもこれに含まれています。

最近は、副作用や薬物相互作用の少ない新規抗てんかん薬を早めに使おうという意見があります。私もその意見に反対ではありません。

ですが、もう1つ考えるべきことがあります。

それは、薬の値段です。

当然ながら、新しい薬ほど高価です。

例えば、20kgの子供に使うとして、中等量の場合です。

テグレトール細粒(500mg = 27円): 10mg/kg/日 = 200mg/日 = 10.8円/日
デパケン細粒(400mg = 25.7円): 25mg/kg/日 = 500mg/日 = 32.1円/日
デパケンシロップ(50mg = 7.9円): 25mg/kg/日 = 500mg/日 = 79円/日
セレニカR顆粒(400mg = 41.5円): 25mg/kg/日 = 500mg/日 = 51.9円/日

エクセグラン細粒(200mg = 62.7円): 8mg/kg/日 = 160mg/日 = 50.2円/日

ガバペンシロップ(50mg = 21.9円): 30mg/kg/日 = 600mg/日 = 262.8円/日
ラミクタール錠5mg(5mg = 31.8円): 2mg/kg/日(バルプロ酸併用時) = 40mg/日 = 254.4円/日
トピナ錠25mg(25mg = 62.1円): 5mg/kg/日 = 100mg/日 = 248.4円/日
イーケプラ錠250mg(250mg = 141.4円): 40mg/kg/日 = 800mg/日 = 452.5円/日

イノベロン錠100mg(100mg = 79.7円): 600mg/日 = 478.2円/日

こうやってみると、お値段の差はかなりありますね。抗てんかん薬は毎日かつ長期に内服することになるので、新規抗てんかん薬による経済的負担は大きいです。

保護者の方に新規抗てんかん薬を処方する際に話をすると、実際、躊躇される方もおられます。

自立支援制度の利用(医療費の自己負担が1割になる)は必須だなぁと思います。

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