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2012/08/15

ネットにおけるてんかんの情報 - 英語と日本語

カナダでてんかん診療をしていたときに痛感したのは、患者さんたちがとても勉強していることです。治療薬、食事療法、迷走神経刺激療法、てんかん外科など、色々知っている。質問攻めにあって困ったこともあります。

理由の1つとしては、インターネット上の情報量が、英語と日本語とでは圧倒的に異なることだと思います。

なので、英語が公用語または準公用語である東南アジアの方々は、医療関係者でも患者さんでも、言語の壁なく情報を得ることができます。正直、うらやましいと思います。

驚いたのは、トロントのナースプラクティショナーであったEさん(昨年定年退職)が、国際抗てんかん連盟の機関紙であるEpilepsiaを愛読していたことです。つい先日は、彼女が第一著者の論文がEpilepsiaに掲載されていました。Epilepsiaはてんかんの世界では一流紙であり、論文掲載もなかなか難しいものがあります。もちろん、彼女は一流の研究者でもあり、彼女の努力が大きいのはもちろんですが、「母国語」であるというのは非常に有利です。

自分は英語のハンデは乗り越えなければいけませんが、英語圏の情報で気になったことを少しでもこのブログに書いて発信できれば、と感じています。

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コメント

初めて見させていただきました。私は51歳です。
確かにてんかんの情報が不足しています。今年やっと見つけた「てんかんのすべてがわかる本」は勉強になりました。しかし、今後出るかもしれない障害の不安はぬぐえません。障害の発生率が書いてないからです。できれば年齢別で書いてあればよくわかると思います。

投稿: 藤原 宏 | 2012/09/09 23:36

てんかんの発症率については、下記に書いてあります。

http://www.mental-navi.net/tenkan/rikai/byoritsu.html

確かに、情報発信がもっと必要みたいですね。

投稿: あきちゃん | 2012/09/10 08:21

てんかんの発症率ではありません。「障害」の発症率です。特に「認知障害」が不安です。

投稿: 藤原 | 2012/09/10 09:18

つまり、「共存症」「併存疾患」と呼ばれるものがどの程度の頻度で発症するかということですね?

確かにあまりデータを見たことがないように思いますが、私の不勉強もあると思います。

海外では、今年出版された英国発の論文で、不安障害(30%)、うつ病(10%)、自閉症スペクトラム(8%)、精神症状(1%)、摂食障害(5%)、注意欠陥多動性障害(15%)などの16歳以上における有病率(発症率ではありません)が報告されています。認知障害が見つかりませんでしたが、「非特異的な精神科的共存症」が12%とありましたので、そちらに含まれているのかも知れません。

投稿: あきちゃん | 2012/09/10 09:40

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