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2012/07/02

発作を止めることと減らすこと

発作が時々あるのに、しばらく比較的少ない状態できている患者さんがおられるとします。

その場合、発作を止めるべくさらに強力な治療を受けますか、それとも現状維持でいいやと同じ治療を続けますか?

私の意見は、以下のとおりです。

1. まず発作ゼロを目指す
2. 無理なら発作の緩和(回数の減少、強さの現象)を目指す

発作ゼロを目指さない事例は、発作はもう止められないとあきらめたときだけです。

薬が効かぬならてんかん外科を考えるというのも、発作ゼロを目指せる確率が高い治療を優先して選ぶからにほかなりません。薬を何剤も試すのは、発作ゼロをより高い確率で達成しうる治療が他にない、ということを確認してからでよいと思います。

治療法は以下のように考えてみてよいと思います。

発作ゼロを目指す治療
 1-3剤目の抗てんかん薬
 てんかん外科(切除外科 = 焦点を切り離す手術)

発作を緩和する治療

 ケトン食療法
 切除外科以外のてんかん外科(脳梁離断術、迷走神経刺激療法)
 4剤目以降の抗てんかん薬

実際は、発作を緩和する治療でも発作が止まることはあります。しかし、治療法の説明をするにあたって、発作を止めることが目的の治療だと説明することはありません。また、4剤目以降のお薬でも発作が止まる人は時に経験しますが、あくまで少数です。

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