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2011/04/07

オスキー (OSCE)

今日は、SickKids神経科全体でのOSCEがありました。OSCEは、objective structured clinical examということで、本来は臨床実技能力を試す試験で、いくつもステーション(部屋)を順繰りに回っていって、各部屋で与えられた課題をこなすものです。米国医師国家試験USMLE step 2 CSもOSCE形式の試験です。

神経科でのOSCEでは、模擬患者はおらず、症状を示すビデオを見せたり、症例提示をしたり、画像提示をしたりして、それに関する答えをレジデントやフェローがするようになっています。これは、カナダの神経科専門医資格のための研修の一環として行われます。Epilepsy Fellowたちは、これは卒業していますので、OSCEはありません。僕は試験官の1人として参加しました。

神経科の中で15くらいのステーションがあり、各専門分野に分かれています。てんかん、運動異常症、脱髄疾患、筋疾患、代謝疾患、卒中、神経画像、神経病理、遺伝子異常、外傷、脳波、誘発電位等、非常に多岐にわたり、小児神経の奥の広さを痛感せずにはいられません。中では、てんかん重積への電話対応というものもありました(問い合わせへの応対技術・マナーが試験される)。

受験生は小児神経のレジデント・フェローの他、Toronto Western Hospitalの神経内科のレジデントも5-6人いました。僕のステーションでは、新生児期発症のてんかんの症例についてでしたが、神経内科のレジデントもわりとてきぱきと答え、よく勉強しているなぁと感心しました。

他のステーションの問題も少し見せてもらいましたが、難しいものも多く、今の自分では無理だなぁと思いました。小児神経科のスタッフたちも、「専門医試験の時がピークだった!」などと言っていました。S教授は、「恥ずかしいからやめとく」というお茶目なコメントを出していました。受験生にとっては、自分に何が足りないかが分かるので、とてもためになると思います。

出題するには、こちらもそれなりに準備しますので、よい勉強になりました。

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