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2010/03/05

小児神経科スタッフ業務 (Staffing Pediatric Neurology Service)

昨日の記事に書きましたが、今日はNeurology Retreatで、神経科のスタッフが全員アウェイでした。院内に残っているのは、レジデントとフェローだけ。スタッフが本当に必要な場合は電話でコンタクトできますが、彼らは簡単には戻ってこられません。

そこで、S教授の鶴の一声。「Tomにカバーしてもらおう」ということで、僕が責任者として神経科のサービス全体の留守を1日(8-17時)預かることになりました。

もちろん、法的には責任者はスタッフですが、僕が現場担当という形です。自分達で判断できることはしてしまい、スタッフの事後承認という形になります。

今日は、それなりにきちんとした服装で出勤です。いつもは、外来日以外はジーンズ履きですけど。

僕がカバーしたのは、神経科全般、てんかん、脳波です。脳卒中サービスもありますが、これには脳卒中フェロー(Stroke Fellow)がいます。他の専門分野(脱髄疾患、不随意運動、神経筋疾患等)のサービスもありますが、てんかんや脳卒中ほどには明確に分かれておらず、よほど難しくない限りは神経科全般のサービスでカバーします。つまり、脳卒中以外を全てカバーしたというわけです。

出勤第一にしたのは、前日の連続脳波モニタリングの結果を確認していつモニタリングを終了するかの計画を立てること。最近、このモニタリングが忙しくなっており、終わらせられるものを早く終わらせないと、使える脳波計がなくなってしまいます。

次に、EMU(てんかんモニタリングユニット)の入院患者さんをどうするか決めます。発作の記録ができていて落ち着いている方はどんどん退院です。

あとは、神経科に入院の患者さん、他科からの紹介患者のフォローアップ、てんかんサービスの患者さんのフォローアップです。神経科には2つのチーム(blue teamred team)があって、それぞれにスタッフが1人ずつ、レジデントが1-2人ずつとなっています。レジデントが分担して自分達のチームの患者さんを診察しスタッフに報告、スタッフも必要に応じて診察を行い検査や治療の方針を立てる、という流れになっています。このグループで院内のあちこちを移動ということになります。

毎日、どちらかのチームが受け入れチーム(intake team)となっていて、新たな入院や院内紹介、外部からの電話問い合わせを受けるシステムになっています。受け入れチームの担当レジデント・フェローは1日中ポケベルへの対応に追われることになります。

ただ、今日はスタッフが全員不在なので、いずれのチームも僕が面倒を見ることになります。これがなかなかトリッキー。というのは、特に受け入れチームのレジデントと話をしていると、よく彼のポケベルが鳴って中断されてしまうのです。時には時間のかかること(新規の院内紹介など)に彼が巻き込まれ、その間に別のチームの面倒を見る、そういうことを何度も繰り返す羽目になります。結局、受け入れチームの患者の何人かは一緒に診に行く時間がなかったので(レジデントが忙しくて)、単独でICUや他科の病棟に行って仕事を済ませたりもしました。

別のチームとの回診も2-3回に分断されましたが、午後2時半くらいまでには何とかなり、受け入れチームのレジデントをつかまえます。彼はいくつも外からの電話問い合わせがあって、患者さんの保護者にどうしたらよいか等の説明をしたりするわけですが、レジデントは必ずスタッフに自分のしたことを確認することになっているのです。その確認業務もしたりしながら、新入院や新規の院内紹介患者の情報を教えてもらい、どうしたらよいか考えます。

今回は受け入れチームに小児科からのローテーションのレジデントも来ていて、合計二人のレジデントがチームにいますので、一人が何かをしている間に、もう一人に診察を済ませてきた患者さんについて教えてもらい一緒に診察に行くということを繰り返していました。

これらと同時に脳卒中チームを通した神経科への新入院もありました。こちらはStroke Fellowが既に診察を済ませて検査・治療計画も全て立ててくれているので、神経科の受け入れチームがすることは、診察、検査・治療計画の確認、全般的な管理をすることだけです。抗凝固療法や血管造影等のアレンジ(血栓サービスという専門チームやimaging guided therapyとの交渉なども含め)を全てStroke Fellowがしてくれるので非常に助かりました。

そして、そういう回診をしながら、連続脳波モニタリングについてもアップデートがてんかんフェロー(Epilepsy Fellow)から届きます。発作が落ち着いていればモニタリングは終了するし、発作が出てくれば抗てんかん薬の注射や用量調整を指示します。てんかんチームがフォローしている入院患者(EMU以外)についても報告を聞いて指示を出します。

こんな感じで、昼過ぎにいなり寿司を10分ほどでパクついた以外は、ずっと仕事でした。不在だったスタッフに今日あったことを申し送って終わりです。

なんとか、大事なく1日を終わらせることができました。正直、ドッと疲れています。神経科全般の仕事自体はよいのですが(リハビリが必要だなと思いましたが)、自分がEpilepsy Fellowとしての仕事ばかりふだんしていますから、自分がかかわらないサービスについてはシステムがよく分からないところがあります。しかし、レジデントたちが本当によく働いてくれて、なんとかなりました。

本当に良い経験をしたと思います。今日は、ぐっすり寝るぞ~!

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