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2010/03/16

院内研究発表会 (Prichard Day 2010)

先週金曜日は、Prichard Dayという神経科での院内発表研究会でした。

トロント小児病院神経科の初代教授、国際小児神経学会の創始者でもあるDr. Prichardをたたえての行事です。 この日は、神経科のレジデント・フェローが指導医のもとで1年かけて行った研究発表を行います。全部で19の発表がありました。つまり、最低これだけのレジデント・フェローがいるというわけです。スタッフも軽く10人以上いますので、大所帯です。これ、神経科だけでです。人にお金を使わない日本とは大きな違いですね。

それはさておき、発表のレベルが高いです。日の浅い人たちは結果がまだ出ないので、研究計画の提示という形の発表になるのですが、結果の出ている人の発表のほとんどは、日本で言えば最低でも全国学会レベルです。地方学会のレベルは完全に超えています。数名は、5月にエジプトで行われる国際小児神経学会で発表するそうですから、全国学会~国際学会レベルの研究が毎年どんどん行われていることになります。他科との共同研究も多いです。あと、患者のデータベースがしっかりしているので(特にstroke、demyelinationは俊逸)、患者ベースの研究が効率よくできています。

そして、プレゼンテーションが上手です。北米では医学部に入る前に4年生大学を卒業しますから、みんな修士の学位を持っています。その際にプレゼンテーションを既に経験しているわけです。また、こちらの発表では、背景、目的、方法、結果、考察と進み、自分の研究の強みと弱みを示し、将来への方向性も示すことが多いです。日本では、あまり弱みを示すなと言われてきたのですが、ここをきちんと分析することで将来につながりますので、これは大切だと思います。

人員の多さ、データベースの質の良さ、共同研究、プレゼンテーションの技術等を考えると、なぜ今まで北米に勝てるような研究ができなかったのか分かるような気がします。もちろん、個人の努力は大切ですが、それだけではカバーできない差が存在しています。

今回は自分も発表しましたが、レベルでは他の人たちには負けていないと思っています!

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コメント

日本代表を応援します!!

投稿: 通りすがりのサンチョ | 2010/03/16 23:57

ありがとうございます。サンチョさんも応援しますからね!

投稿: あきちゃん | 2010/03/17 21:48

ありがとうございます!
基本的に他力本願(笑)で地道にマイペースに頑張ります。

投稿: 通りすがりのサンチョ | 2010/03/18 08:48

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