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2009/11/14

オンコール (On call)

今週は、連続脳波モニタリングのオンコールをしています。手ごわいてんかん重積など、治療の効果を見るためには、脳波をずっと取って、発作がどうなったかなどを見る必要があるわけです。

脳波自体を読むのは難しくないのですが、一週間連続の仕事なので、じわじわと疲労がたまってきます。ボディーブローのような感じです。

極めつけは、脳波システムトラブルでした。午前2時半くらいにポケベルがなり、ICUが「(記録中の)患者の脳波所見を教えて欲しい」とのこと。さっそく、パソコンを出して読もうとしたのですが、脳波計につなぐためのソフトが立ち上がりません(脳波は、インターネット越しに自宅から読むことができます)。

エラーメッセージが出るので読むと、ソフトウェアのライセンスキーが見つからないとのこと。病院のウェブを通して使えるソフトも試しましたが、同じエラーが出ます。直感的に、「これはやばい」と思いました。

自宅ではダメなので、病院に出向きます。念のためにEMUにあるコンピュータで読もうと試しましたが、全てダメ。ライセンスキーを扱うサーバーがどうもトラブルになっているようです。

しかたなく、ICUに出向き、患者さんのベッドサイドにある脳波計を操作して読みました。その後、ヘルプデスク(コンピュータ関係のトラブル対応係)のオンコールを呼び出し、症状を説明し、実際に起こっていることを見てもらい、原因究明と修復を急いでいただくようお願いしました。なぜなら、翌朝になっても脳波システムが動かなければ、脳波が読めないので、EMUは全く動けないからです。

その後、午前4時頃に帰宅しましたが、1時間くらいは寝付けませんでした。幸い、朝になって仕事に出たところ、午前9時半くらいまでには脳波システムの修復は終わっていました。

その日は、1日ろくに仕事になりませんでした。スタッフが気を利かせてくれ、1時間半の昼寝をさせてもらえたので、とてもありがたかったです。その夜も、またオンコールですから。

考えさせられたのは、やっぱりネットワークシステムには、二重三重のセーフティネットが必要だということです。ライセンスキーのサーバーにトラブルがあったとしても、代替サーバーがあればよいわけですし。脳波を読むためのコンピュータ全てが、ネットワーク上にあるライセンスキーを必要とするシステムになっているのも問題です。最低でも数台は、スタンドアロンで動けるようにしておかないと、こういう事態になります。

こういうことは、ITの世界では、ずっとずっと進んでいると思いますが、病院ではまだまだなんだろうなと思います。患者さんのケアにかかわることですから、もっともっと安全面に気をつけるべきだと思います。

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