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2009/02/14

処方箋 (Prescription)

カナダで薬の処方箋を書いていて思うんですが、抗てんかん薬に関しては、不思議と粉薬を処方する機会が全くありません(存在していない?)。使うのは錠剤と液剤のみです。錠剤のサイズより少ない量がどうしても必要な場合は、液剤を使うか、保護者が自分で錠剤を割るか(pill crusherというのがある)、薬局が粉砕することになっています。

また、カナダでは、薬剤量は1回分の内服量を書きます。

例えば、Carbamazepine 100mg を1日3回内服の場合は、Carbamazepine 100mg po tidです(poは経口投与、tidは3 times a dayの意味)。

日本であれば、Carbamazepine 300mg 3×( )という書き方になると思います。1日300mgで3回に分けて服用という意味です。

カナダで楽なのは、薬剤量を書きさえすれば、剤形の選択は薬局で勝手にしてくれることです。もちろん、こちらで特定することもできます。あと、ジェネリック薬品の使用を認めない場合は、Do not substituteと書けばよいです。

あと、カナダでは再診までの期間が日本より長いので(3か月後はしょっちゅう、半年後や1年後ということもよくある)、処方箋も1年分とか書くことができます。てんかんの場合、発作も副作用もなければ、処方を変更する必要性はありませんから、とても便利だと思います。

薬が足らなくなった場合には、患者さんが病院に電話をすれば、僕達が処方箋を書いて家の近くの薬局にファックスすれば終わりですので(原本の送付は不要)、患者さんが遠方から来院する必要もありません(もちろん、病状が変わったというのであれば話は別です。あくまで病状が安定している場合の話)。こういう辺りは、日本より融通性が良いなぁと思います。

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コメント

御指摘の処方の方法・期間米国も同様です。日本で地方での高齢者の外来通いの難しさが出ていましたが、安定しているのであれば処方期間を延ばすことrefillができることを可能にすれば、病院が統廃合されても何ヶ月に一回か統廃合された病院から外来に医者がきて処方をするといったことが可能だと思います。
もし交通の便がわるいところであるほど処方期間が長ければ医師は往診で近くにいける可能性があるのではと思っています。

投稿: しへい | 2009/02/14 13:12

しへいさん、こんにちは。カナダでは、受診に2-3時間以上かけて来られる方も多いので、このような手段が発展してきたんだと思います。そうでないと非効率ですから。

日本では無診察投薬が禁止されているため、本人の診察を行ったうえでの処方が必要です。確かにそれは正論なのですが、私が診ているてんかん患者さんの大部分は、発作の状況のお話を聞く事が診察のほとんど全てを占めているわけで、現実とのギャップを感じてしまいます。

せめて、病状によっては、もっと長期処方を許可して、患者さんの受診回数を減らしてあげることができたら良いのになぁと思います。

投稿: あきちゃん | 2009/02/14 14:30

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