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2008/09/27

バーチャルプライベートネットワーク (Virtual Private Network)

SickKidsでは、epilepsy fellowには無料でVPNカードが支給されます。VPNとは、virtual private networkと行って、病院のイントラネットを院外でも利用できるようにするサービスです。

院外からは通常のインターネットを使ってつなげるのですが、VPNを使用することによって、あたかも自分のコンピュータが院内にあるかのように振舞うのです。

なにが良いかというと、電子カルテなどを院外から自分のコンピュータで開くことができるので、たとえば、オンコールで呼ばれたとしても家にいながら過去のカルテを参照できたりするわけです。院内メールも自由に読むことができますし、図書館の電子ブック(SickKidsの図書館にはMenkesのChild NeurologyやNiedermeyerのElectroencephalographyなどの電子バージョンがあって、無料で読むことができる)にも自由にアクセスできます。

そして、僕は、脳波モニタリングのオンコールをしているわけですが、脳波データを全て家から読むことができるわけです。さらにすばらしいことに、脳波モニタリングは主にICUで行われますが、完全にネットワーク化されていますので、現在記録中の脳波も全て家からリアルタイムに読むことができます。それもビデオ付きです(今は、まだトラブルがあって、読めるコンピュータとそうでないコンピュータがある)。

脳波モニタリングのオンコールの仕事は、長時間脳波記録を読むだけで、実際に患者さんを診る必要はありませんので、病院に行く必要がないというのは、とても大きいです(特に大雪の冬などは)。このVPNのおかげで、だいぶ楽をさせてもらっています。

極端な話、カナダ外でもインターネット接続があればVPNは動きます。たとえば、僕の日本の実家からでも仕事ができてしまうわけです。

日本にいながら、SickKidsに雇われて脳波読みの仕事ができたりせんかな~なんて思ってしまったり。技術的には問題なく可能です。レポートは電話で作成できるし、レポートのサインもVPNを使って電子的にできちゃうわけなので。国境を越えて仕事をする時代がいずれやってくるのかも知れません。僕は、カナダの脳波専門医資格を持っていますし。日本だと昼夜逆だから、カナダの夜をカバーできますね! ただの思いつきですが。

まぁ、それはそれとして、このような便利なシステムが日本でもどんどん普及するといいなと思います。

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