« いかの煮付け (Calamari cooked in soy sauce) | トップページ | トロントグルメの会 (Tronto Groumet Meeting) »

2008/08/15

院外からカルテや脳波を読む (Reading charts and EEGs outside the hospital)

8月から平日のICU脳波モニタリングオンコールが始まりました。今までは週末だけだったのですが、ICUでのモニタリング用脳波計が4台も入ってしまったので、業務が増えてしまったわけ。

この脳波計、小型で可動性が高くビデオカメラ付きで、通常の脳波計と同等の記録を行うことができますので、たいへん素晴らしいです。

それはそうと、オンコールなので、ICUから連続脳波モニタリングの要請があると、僕たちの仕事になります。順序としては、ICUが連続脳波モニターを神経科に依頼し、神経科が診察したうえで適応ありと判断すれば、モニタリングが始まる仕組みです。適応とは、発作かなという怪しい動きが時たまあるので発作かどうか確認したいとか、筋弛緩剤を使っており発作があっても目に見える動きがないとか、けいれん発作後に意識の回復が妙に悪く、見た目に症状がなくとも脳波上は発作をし続けているのではないかとか、などです。

なので、ちょこちょこ脳波をチェックする必要があるのですが、VPNカードというものがEpilepsy Fellowには無料で支給されることになり(実際は神経科がお金を払ってくれている)、院外からでも脳波の判読ができるようになりました。VPNとは、virtual private networkといって、院内のネットワーク(つまりイントラネット)と同等の環境を院外のコンピュータで実現する仕組みです。これを用いると、SickKidsのイントラネットに外部(たとえば自宅)から入ることができるようになるのです。

SickKidsの脳波はネットワーク化されていますので、ネットワークケーブルがつなげられる場所で進行中の脳波記録は全て、ネットワークを通じて他のパソコンからリアルタイムに見ることができます。脳波表示のソフトは院内のサーバーで走らせ、その画面出力結果のみをインターネットを通じて外部のパソコンに送っているらしいので、スピードも満足いくものです。いちいち病院まで出かけずに済むのは、とてもありがたい。特に冬場の雪嵐の際などは役立つでしょう。

実をいうと、インターネットにつながりさえば良いので、海外からでも(例えば日本からでも)仕事ができてしまいます!

ちなみに、電子カルテなども外部から閲覧できるのも便利です。例えば、神経科のオンコールが救急からコンサルトを受けた際に、以前神経科で診た患者であれば、以前のカルテを院外からチェックして状況を把握するなんてこともできます。

20080814というわけで、夜も仕事にいそしむのであった...

ついでに、イカの煮汁の余りで作った、サトイモの煮付けの写真をアップしておこう。うまかった...

|

« いかの煮付け (Calamari cooked in soy sauce) | トップページ | トロントグルメの会 (Tronto Groumet Meeting) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« いかの煮付け (Calamari cooked in soy sauce) | トップページ | トロントグルメの会 (Tronto Groumet Meeting) »