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2008/03/09

オンコール (Neurology on call)

一昨夜は、神経科のオンコールをしました。

私のようなEpilepsy Fellowは、SickKidsでは通常の神経科のオンコールはしません。神経科の入院患者や他科からのコンサルトについては、神経科のレジデントがオンコールを毎晩担当しています。てんかんの患者さんで発作が問題になったとしても、神経科のレジデントがとりあえずの対処はできるのが当然だからです。

さらに、神経科のオンコールneurology on callは、病院に泊まる義務がありません。病院に出てくる必要があるのは、どうしても自分で患者さんを診る必要がある場合だけです。これは、急患は救急部が初期対応をしてくれますし、入院患者でも最初に呼ばれるのはologies on callと呼ばれる、内科系全科に対応する当直医(でもオンコールと呼ばれる)だからです。Ologiesと呼ばれるのは、科を特定せず複数科にまたがって診療を行うからでしょう。

僕が今回、神経科のオンコールを行ったのは、レジデントで産休に入っている人がいたりして、残りのレジデントに負担がかかっているということで、臨時に1回というこ とで頼まれたからです。決して気が進むことではありませんが、こちらの通常の(?)医療を体験してみるのもいいかもと思って引き受けました。

さて、どうなったか... 晩には問い合わせが1件あったのみでしたが、午前3時半に救急から連絡が入りました。病院に出て行って、患者さんの病歴をとり診察をします。そして、必ず神経科スタッフのオンコールに連絡をします。そしてプレゼンをし、方針を検討します。午前4時半過ぎに連絡をしましたが、僕が臨時で行っていることもあるのか、とても親切で色々教えて下さいました。その上で、救急部の先生と話をし、患者さんにも簡単に話をして(きっちりした話は救急部の先生がまたされるので)、引き上げることにしました。全てが済んだ頃は、午前6時過ぎ。6時40分に起きるつもりだったので、シャワーを浴びただけで、そのまま病院での仕事にトンボ帰りをする羽目になりました。

仕事中は眠くてたまりませんでした。日勤の神経科レジデントに申し送りを行い、3人の入院患者さんを退院とし、コンサルト患者の病棟を訪問してフォローを行い、スタッフと方針の検討を行い、お昼です。そこで、患者さんを同僚のG先生に申し送って帰ることにしました。そうです。こちらでは、当直後には半日で帰宅することが許されているのです。結局は、午後も色々あったので、帰宅しても眠りはしなかったのですが。

今回の神経科のオンコールを引き受けて思ったことがいくつかあります。

  • 思ったよりは忙しくないこと。本当に忙しいのは、病院に詰めているologies on callです。神経科オンコールは、楽なときは本当に何もないのだそうです。
  • 夜中に英語で考えるのはとても辛いこと。日本語ではありえないような病歴の聴取忘れが起こったりします。後でスタッフにプレゼンするときに、ウワッと思いました。
  • 何をするにも時間がかかること。これも英語であることが大きいです。
  • 必ずスタッフと協議するようになっていること。トレーニングの身だから当然ですが、これは研修中の者はスタッフによって守られているということも意味します。
  • 色々学べること。今回のスタッフの先生は、本当によく教えて下さいました。これも人によりけりなのですが、教育病院ならではですね。
  • やっぱり自分の目で患者を診なければ分からないことがあること。救急の先生から聞いた症状と自分の目で見た症状は、あまりにも違って見えました。これは英語力の問題だけではなかったです。
  • ちゃんとオンコール・当直明けがあること。日本でも何とかして欲しいです。

まぁ、よい経験になりました。でも、まだどっと疲れが残っています。年だな...

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